2026-05-10
【ゲネプロレポート】名作ミステリの金字塔がついに舞台化!舞台「十角館の殺人」開幕
2026年5月10日より横浜赤レンガ倉庫1号館にて、舞台「十角館の殺人」が幕を開けました。ミステリ界の巨匠・綾辻行人のデビュー作にして、日本のミステリ史に燦然と輝く名作の舞台化。ゲネプロの模様をお届けします。
原作は、近年では映像化も話題となり、世界中のミステリファンを熱狂させ続けている本作。脚本・演出を務めるのは、劇団「柿喰う客」の代表であり、エッジの効いた演出で知られる中屋敷法仁。そして主演には、俳優としてのみならず文筆家としての顔も持つ梅津瑞樹を迎え、重厚かつスタイリッシュなミステリの世界が舞台上に構築されました。
絶海の孤島と本土、二つの場所で交錯する謎

物語の舞台は、1986年春。K大学ミステリ研究会の男女7人が、十角形の奇妙な建物「十角館」が建つ絶海の孤島・角島を訪れるところから始まります。半年前に本館「青屋敷」で謎の死を遂げた建築家・中村青司(中村誠治郎)。彼らが合宿を行う館には、未だその影が色濃く漂っていました。


一方、本土では元メンバーの江南孝明(小西成弥)のもとに、死んだはずの中村青司から怪しい手紙が届きます。江南は調査の過程で、どこか浮世離れした雰囲気を纏う男・島田 潔(梅津瑞樹)と出会い、共に事件の真相を追い始めることに。


島に閉じ込められた7人を襲う不可解な事件と、本土で少しずつ解き明かされていく過去の因縁。舞台ならではの空間演出によって、この二つの場所が鮮やかに交錯し、観客を深い霧の中へと誘います。


「舞台でこのトリックをどう表現するのか」というミステリファンの期待を裏切らない、中屋敷演出。最後の一秒まで目が離せない、緻密に計算された演劇体験をぜひ劇場で体感してください。




