2025-10-06
ドラマ「UNREAL-不条理雑貨店-」完成記念イベント&舞台挨拶レポート
2025年10月6日、I’M A SHOWにてドラマ×舞台連動企画『UNREAL-不条理雑貨店-』の完成記念イベントが開催されました。
第1話の先行上映に続き、染谷俊之さん、小西詠斗さん、橋本一監督が登壇して舞台挨拶を実施。作品の見どころや撮影現場でのエピソードを語ったイベントの様子をお届けします。
【第1話あらすじ】
海名月市にある、美しい骨董品が並び、不思議な雰囲気が漂う雑貨店「UNREAL」。店主のヤギオ(染谷俊之)は近くのカフェ「海桐-TOBIRA-」によく出前を頼んでいるが、そこで働くしっかり者の高校生の宗哉〈ムネチカ〉(小西詠斗)に何かと世話を焼かれていた。
ある日、いつものようにヤギオがムネチカに世話を焼かれていると、「UNREAL」に一人の客・三浦(石黒英雄)が訪れる。取引先への手土産を探しているというが、実は女性からストーカーめいた行為をされて困っているという。その後、三浦は店内にある「悪食の天秤」と呼ばれる骨董品に興味を示し…。
上演後会場の拍手に迎えられて登場したに染谷俊之さん・小西詠斗さん・橋本一監督。まずはそれぞれから挨拶が行われた。

染谷俊之さん
「撮影は6〜7月に行いました。素敵なスタッフの皆さんと作り上げた作品が、こうして皆さんに届いて嬉しいです。第1話は起承転結の“起”にあたる部分。これから先の展開もぜひ楽しみにしていただけたらと思います。」
小西詠斗さん
「撮影から少し時間が経っていますが、楽しい現場でした。ようやく皆さんにお届けできるのが嬉しいです。」
橋本一監督
「まさかこんな大きなスクリーンで上映されるとは思っていなかったので驚きました。撮影は短期間の集中スケジュールで、本当に熱い日々でした。まだ余韻が残っています。」


原作と作品への想い
作品について司会者が「原作を読んだ方?」と観客に呼びかけると、多くの拍手が。
その流れで、キャストたちが原作との出会いや印象を語った。
小西さん
「原作を読んだとき、登場人物たちの魅力と深まっていく謎に引き込まれました。出演が決まった時は本当に嬉しかったです。染谷さんとはデビュー当時の舞台以来で、またご一緒できて感慨深かったです。」
染谷さん
「原作を読ませていただいたとき、謎が謎を呼ぶ展開に惹かれました。第1話では人間関係がテーマになっていて、読めば読むほど深みが出てくる。ドラマ版ではオリジナルの要素も加わっていて、台本もすごく面白かったです。」

撮影現場でのエピソード
二人の掛け合いは和やかで、仲の良さが随所に感じられた。
小西さんが「染谷さんは何でも知ってるから、つい何でも聞いちゃう」と話すと、染谷さんは「俺も知らないことまで聞かれる(笑)」と返し、会場の笑いを誘う場面も。
また、橋本監督は撮影中の印象的なシーンについて語った。
「最終回に10分ワンカットの撮影がありました。あのカットを撮り終えた時、チーム全体の空気が一つにまとまった感覚がありました。」
染谷さんも「現場が一丸となったシーンで、役者としても幸せな時間でした。しかもこれが舞台まで続く、こんな贅沢なことはないですよ!」と振り返った。

役作りについて
役に対してどうアプローチしたかの話題に。
染谷さん
「見た目の部分では髪を伸ばして役の雰囲気を作りました。また、この作品に入る前に監督にジムに行かないでくれと言われて、有酸素運動だけにしたりしました。」
小西さん
「宗哉は真っ直ぐなんですよ。今後分かってくるんですけれども、人の運命を変えたりだとか、そういうすごい何かには真っ直ぐで伝えるという、人の心を動かすという力があるので、説得力のあるしゃべり方、すごい落ち着いてはいるんですけれどもちょっと熱のあるしゃべり方は意識しましたね。」

橋本監督が語る“コンビ”の魅力
監督は、二人の関係性についてこう語った。
「撮影を重ねるごとに、二人の息がどんどん合っていくのが見ていて楽しかった。お互いを信頼し合う関係性が画面にも滲み出ています。どんなに疲れていても、現場で二人を見ると癒されましたね。」

撮影で印象的だったシーン
撮影で印象的だったシーンについて、染谷さんは「三浦海岸で撮影させていただいたんですけど、二人が海に入るシーンがすごく楽しかったですね。シーン的にはそんなに明るい場面ではないんですけど、服のまま入っていって、ワンカットで撮りました。心の準備が整わないまま行ったよね。」と振り返る。
すると小西さんも「だって濡れちゃったらおしまいだから、一発本番じゃないですか。いけー!みたいな(笑)」と笑顔で応じた。
さらに染谷さんは「いざ始まったら、町内放送みたいなのが鳴り出して(笑)。その時に詠斗が『許さない!!』って言ってて、すごく面白かったです。」と、撮影中の思わぬハプニングを明かし、会場を笑わせた。
小西さんは黒猫ちゃんがすごく可愛くて休憩中は染谷さんとずっと撫でて癒されていたと話しました。

ご自身のトリセツは?
作中でアンティークの取扱説明をするシーンがあることから、「皆さんそれぞれのトリセツ(取扱説明書)を教えてください」という質問が投げかけられた。
小西さんが「これはちょっと時間かかりますね(笑)」と話したことから、まずは橋本監督が回答。
橋本監督
「お酒の飲ませすぎに注意とワンカット(長回し)に注意ですかね(笑)ただ、意味もなくワンカットで撮っているわけではなく、お二人が舞台をやっていらっしゃるのでその方が盛り上がってくるのがわかるんですよ、なのでそれをすごく大切にしたいなと思っています。」
続いて、染谷さんは「距離感を大事にしたいです。初めましての方で無礼な感じで来られると気まずくなるので、少しずつ歩み寄ろうというタイプです」と回答。
すると小西さんが「気をつけます!」と反応し、すかさず「違いますよ(笑)」と染谷さんが返す、微笑ましいやり取りも。
最後に小西さんは「何でも大丈夫なんですよ……難しい質問をしないこと!!」と笑顔で返してくださいました。


イベントの最後には、会場に温かい拍手が包まれた。
キャスト・監督・スタッフが一丸となって作り上げた作品の熱量が伝わるトークイベントとなった。


番組概要
【番組名】「UNREAL-不条理雑貨店-」
【放送日時】テレビ大阪: 10月 13 日(月・祝)スタート 毎週月曜深夜1時5分〜※初回のみ15分下押し
テレビ愛知:10月13日(月・祝)スタート 毎週月曜深夜1時30分~
BSテレ東:10月16日(木)スタート 毎週木曜深夜0時30分~
【配信】広告付き無料配信サービス「TVer」にて見逃し配信
【主演】染谷俊之 小西詠斗
【原作】コミック:片山愁 原作:ヨダカケイ 『不条理雑貨店 UNREAL』(新書館)
【監督】橋本一(「相棒」「Solliev0」ほか)
【チーフプロデューサー】山本博紀(テレビ大阪)
【プロデューサー】菅谷みにい(MinyMixCreati部)伊藤良一(MinyMixCreati部)佐々木美優(テレビ大阪)
【話数】30分×6話
【制作】テレビ大阪 / MinyMixCreati部
【製作著作】「UNREAL-不条理雑貨店-」製作委員会
【番組HP】https://www.tv-osaka.co.jp/unreal/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/unreal_tvo
【公式TikTok】https://www.tiktok.com/@unreal_tvo
【公式ハッシュタグ】#アンリアル
©「UNREAL-不条理雑貨店-」製作委員会
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