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「肩の力を抜いて笑いに来てはほしい」——コントステージ「ミットたうん」吉田翔吾オフィシャルインタビュー到着
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2025-04-26

「肩の力を抜いて笑いに来てはほしい」——コントステージ「ミットたうん」吉田翔吾オフィシャルインタビュー到着

安達健太郎が脚本・演出を手がけ、mitt management所属俳優陣がコントに挑むコントステージ「ミットたうん」が、5月24日(土)・25日(日)の2日間、東京・CBGKシブゲキ!!にて開催される。

本作には、mitt management所属の実力派俳優が多数出演。林 明寛をはじめ、野本ほたる、吉田翔吾、植田慎一郎、武田莉奈、杉山月渚が出演。さらに日替わりキャストとして、門山葉子と北村健人の出演も決定している。

今回は2021年に上演されたコントステージ「ミットナイト」にも出演、ミュージカル『忍たま乱太郎』不破雷蔵役などで活躍する吉田翔吾にインタビュー。本作への思いや意気込み、俳優活動14年目の今感じる決意やターニングポイントなどを語ってもらった。

オフィシャルインタビューをご紹介します!

――2021年のコントステージ「ミットナイト」ぶりの事務所主催コントステージとなります。まずは、出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。

前回から時間も経っていてそろそろ事務所でなにかやれたらいいなと思っていたタイミングでしたし、普段ほとんど事務所のメンバーと接する機会がないので、公演が決まってワクワクしました。

――前回も経験されている吉田さんが思う、“コントステージ”という形式の面白さ、難しさとはどんなところにありますか?

コントではあるんですが、僕はいつもの芝居とスタンスは変えていなくて。脚本の時点で設定やセリフが面白いから、「僕は余計なことはしないぞ」と(笑)。台本の良さをなるべくそのまま届けたい。でも、台本にない面白さを持ってきてくれる人がいたら、そこに乗っかっていこう、という感じで取り組んでいました。

――そのスタンスは、普段のお芝居と変わらない?

そうですね。脚本家さんが死に物狂いで書いたものを、僕としては一字一句変えたくなくて。もちろん、気になる部分があれば稽古段階で相談はしますが、その場の思いつきでやるということを僕はあまりしないですね。

あとは、役次第ですかね。今(取材時点)はまだ詳細をもらっていないのですが、笑いを仕掛けられそうな役だったら、稽古で試していきたいと思います。

――では、コントの難しさはどんなところに感じていますか。

コントにおいては、役作りがそこまで重要じゃないというか。設定やセリフで状況が説明されるから、お客様にとってもわかりやすいし、気負わず楽しんでもらえるというのがコントだと思うんです。

一方で、お客様は劇場に笑いに来ているから、笑いへのハードルは高くなっている。やっぱりそこが難しいところですよね。演劇ほど役を作り込まないので、それが失礼になるんじゃないか……と考えることもあります。

でもやっぱり、難しいというより、楽しいの方が大きいです。子供の頃からコント番組が好きで、舞台より先にコントやお笑いに出会っていました。なので、自分がコントをやれることが純粋に楽しみです。

――ちなみに普段の役作りでは、どんな点にこだわっているのでしょうか?

セリフ一つ一つに実感を得てから発する、という点ですかね。セリフをそれっぽく言うことは簡単ですが、そういう適当なことはしたくない。

過去の経験から近い感情を引っ張ってくることもあるし、あとはよく映画を観ます。最初は「この役を追いかけよう」みたいなことは考えずにフラットに観始めるんですが、途中から自分の演じる役とリンクするヒントが何かしら見つかるんですよね。そういったものも、役作りのヒントとして取り入れています。

――事務所公演として「こういうことができたら面白そう」と思うアイデアや、今後やってみたいことはありますか?

うちの事務所のメンバーはみんな芝居がうまい上に個性も強いというイメージなので、映画「十二人の怒れる男」のようなワンシチュエーションものとかやってみたいですね。90分誰も捌けません、みたいな(笑)。コントステージとは別の軸で、事務所主催の舞台シリーズもいつかやってみたいです!

――話は変わりますが、吉田さんは来年で俳優活動15周年とのこと。率直にどんなお気持ちですか?

「もうそんなに経ってるんだ」って驚きましたね(笑)。自分を優しく評価してあげるなら、「よく15年近くもやったね」と言ってあげたいです。

今年、33歳で、いわゆる“30歳の壁”を越えられたかどうか……は、自分ではよく分からないのですが、俳優は続けていきたいので、改めてまだまだ頑張りたいなと思います。

――“30歳の壁”という言葉もありましたが、これまでに俳優として立ち止まりそうになった瞬間というのはあったのでしょうか。

やっぱりコロナ禍のときは、「違う仕事を探すべきなのか」と悩んだこともありました。でも基本的には、楽観的です。先輩から「この先、続けられる人より続けられない人の方が多くなっていくから、ライバルは少なくなっていく」と聞いたので、「続けたもん勝ちだな」と考えています(笑)。

一番続けるかどうか悩んだのは初舞台のときですね。大学に通いながら演劇の世界に入ったのですが、右も左もわからなかったので本当に大変で。友達にも「これが最初で最後だから、よかったら観に来て」って言っていたくらいでした(苦笑)。

でも、演出家さんに褒めてもらったことがきっかけで、「これを仕事にできたらハッピーかも」と思えるようになって、気づいたらここまで続いていました。あのときを乗り越えられたからこそ、今はどの現場も楽しくて仕方がないです。

――14年間で多くの作品に出会ったかと思います。吉田さんにとって“ターニングポイント”となった出会いや作品はありますか?

これは完全に、ミュージカル『忍たま乱太郎』(以下、忍ミュ)の不破雷蔵役ですね。2017年の第8弾から出演しているので、もう8年経ちます。この作品を通じて、僕のことをたくさんの人に知ってもらえましたし、今の事務所やマネージャーと出会ったのも忍ミュがきっかけでした。この作品と出会えていなかったら、吉田翔吾が今どうなっていたか……。想像がつかないくらいです。

――ご自身の中で“今の自分らしさ”や“役者としての強み”はどんなところに感じますか?

実は最近、悩んでいる部分でもあるんですよね。圧倒的な“無色”というのが僕の強みだと思っていたのですが、もしかしたら違うのかもしれないと。

冒頭で「脚本に味付けをしない」とお話したのですが、最近、それでいいのかな……とも考えています。脚本・演出の意図と自分のアイデアとを合体させて、0を1にしていく作業とか、自主性を持ってやっていくとか。そういった部分にはもっと前向きに取り組んでいかなきゃなと思っています。

――これからの吉田さんがどんな色になっていくのか、ぜひ注目ですね。

ぜひ見ていてほしいです。安定させずに、どんどん変化していける役者になりたいと思うので、楽しみに見守っていてください!

――最後に、公演を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

肩の力を抜いて、ただただ笑いに来てください! この作品を通じて、「mitt managementにこんな役者がいるんだ」と知って、“mitt箱推し”になってもらえたら嬉しいです。楽しみにしていてください。

公演情報

ミットたうん

公演期間:2025年5月24日(土)〜25日(日)

会場:CBGKシブゲキ!!

〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-5 ザ・プライム6階

東京メトロ半蔵門線/東急田園都市線渋谷駅A0出口直結

演出:安達健太郎

脚本:安達健太郎 川尻恵太

出演:林明寛 野本ほたる 吉田翔吾 武田莉奈 植田慎一郎 杉山月渚 安達健太郎

児玉勇斗 垣内智稀 小村武蔵 諸山蒼空

門山葉子(24日のみ出演) 北村健人(25日のみ出演)

チケット

〈料金〉7,800円(全席指定/税込) ※未就学児入場不可

吉田翔吾(よしだ しょうご)

主な出演作に、「熱闘!!飛龍小学校☆パワード」(トニーボーイ役)、ミュージカル「忍たま乱太郎」(不破雷蔵役)、音楽劇「Love’s Labour’s Lost」(コスタード役)、「左ききのエレン」(朝倉光一役)、Last Stage「売春捜査官」(大山金太郎役)などがある。

「ミットたうん」の他、2025年6月には株式会社NLTプロデュース公演「歪」、7月には久下恭平プロデュース 『なるべく派⼿な服を着る』への出演が決定。

プロフィール:https://www.mammitt.jp/talent/185

公式X:https://x.com/syogoyoshidada

オフィシャルファンクラブ吉田世界:https://yoshida-world.com/

文:双海しお

写真:茶山 瑛理紗